そのままで完全なる存在

2014/12/07   そのままで完全なる存在

今、身体に痛みがある方。機能になんらかの障害をお持ちの方。皮膚などに障害をお持ちの方。そして、心に 不安や怒りなどで苦しんでいる方。
 その様な、なにかしらいろいろな身体と心に問題を抱えている方が、とみえ治療院には来院します。
 患者様のお話をよく聞いた後、私は「あなたは今ここに存在している完全なる存在なのではないですか」とお 話します。
 
 私たちの身体は、何の命令もしないのに勝手に心臓は動き、肺は呼吸して酸素と二酸化炭素を交換して、腎 臓は血液から老廃物を溶かして尿に変え、その他の臓器も私たちの意志とは関係なく働いてくれています。
 それはとても深淵なる事で言葉でうまくは表現できませんが、私たちは身体にもっと謙虚になる必要がありま す。
 そうは言っても身体や心の困っている状態に対して対処はしなけtればいけません。

 例えば、不安を抱え困っている方には私はこんな風にお話しています。

 「今は不安でいいんんだよ!なぜってそれで完全なる素晴らしい存在なんだから。だから、ちゃんと正常に身 体は働いて不安にしているのよ。なぜって理由があるから不安なのよ。身体と心が一致しなくてずれているの よ。だから忘れようとしたり、何かでまぎらわしたり、隠したりしないで、不安の中にどっぷりつかってみていいの よ。好きなだけ。その状態が一生続くはずが無いのだから。そして、やさしく不安の中に自分を、やさしくこのま までいいよと包み込んであげたたいかがですか?」
 こんな風にお話をすると笑顔になって安心したとおっしゃってくれます。もちろん、身体の痛みや身体のいろい ろな障害に対してもこんな様にお話します。

 私たちは生きていると、次から次へといろいろな事に出会います。
 私は、肉体は神様からのお借りしている身体なので、亡くなった時、あの世でお返ししなくてはならないと考え ています。
 生きている時にはいろいろな事があったのですから、穴が空いてつくろった跡や埋めた後、薄くすり減ってい る所もあるかもしれません。
 でも、きれいに手入れが行き届き、きちんとたたんんで「どうもありがとうございました」とお返しできたら神様 も喜んでくださるのではないでしょうか。
 その反対だったらどうでしょうか?・・・

 私は、生きている間、その様にして日々自分の身体に向き合って生きていきたいと考えています。
 そして、食事や運動、体操、ひまし油湿布も、自分の願望を満足させるためではなく、日々周囲の人たちのお 役に立てるように努力することが大切で、それが身体にやさしく謙虚な生き方につながるものだと思います。


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